地方か東京、どちらのタクシー運転手になるのがおすすめ？

監修・著者 株式会社しごとウェブ佐藤哲津斗

ドライブが好きな人、自分の知らない風景に出会いたい人はタクシードライバーが向いているかもしれません。自分のドライブテクニックでお客様を獲得して収入がアップするタクシードライバーは、会社に所属していたとしても個人事業のような自由さがあります。今回はタクシーで生計を立てることを考えている人には必見の内容をお送りします。

自分に合うのはどっち？

タクシーの車両は全国で25万台ほどあるそうですが、そのおよそ1割が東京に集中しています。日本の人口の比率を反映していますね。人口の多い東京には、当然お客様も多くいらっしゃいます。しかし同時にライバルたちも多くいるのが実情です。
その反対の地方ではどのようなタクシー状況なのでしょうか？地方といっても様々な地域があります。結論から言うと、東京にも地方にも、それぞれメリットはあります。後はどちらの利点を好むかの問題になってきます。

地方は高齢者がターゲット

運転免許を返上した高齢者や、近くに家族がいない独居老人が多く住む地方は、タクシー運転手にとってメリットが大きいと言えるでしょう。特に近所に病院がない場所に住んでいる高齢者は電車やバスに乗って通わなければなりません。具合の悪い日や、電車に乗り遅れた時はタクシーの出番となります。知り合いになると運転中も会話が弾み、仕事をしていることを忘れてしまうほど楽しい時間が過ごせるかもしれません。
また、地方では公共交通機関は早い時間に終わってしまうので、駅からタクシーを使う人が多くいます。ポイントを絞って待っているとコンスタントにお客様をお迎えできるでしょう。

様々な人に出会える東京

東京都民の場合、年代を問わず比較的気軽にタクシーを使う方が多くいます。東京の細かい地図を頭に入れて快適なお客様を目的地に届けられれば、チップをはずんでくれるかもしれません。また、政治家やタレントなど、テレビでしか見られない人と出会いたいミーハーな性格ならば、東京での就職が良いかもしれませんね。
眠らない街東京では24時間ビジネスチャンスがあります。深夜は割り増し料金なので少しでもお金を稼ぎたい人は、東京の夜を走るのが良いでしょう。東京は自分の努力次第でいくらでも収入がアップする場所と言えます。頑張って大きな収入を稼ぎ、年収600万円以上を稼いでみたいという方は東京でバリバリ頑張るほうが良いでしょう。中には800万円や1000万円近くを稼ぎ出すツワモノもいるようです。地方からの上京組みも歓迎してくれて、寮も用意してくれているようです。

地方VS東京は決着つかず？！

地方には地方の、東京には東京の良さがあることが分かりましたね。自分の性格や人生の目標をよく考えて、適した方を選びたいものです。
平均年齢が50代であるタクシー運転手は、第二第三の人生を歩むのに適した職業です。新しい仕事を始めるのは最初にとても緊張するかもしれませんが、自由度の高いタクシードライバーはリラックスしながらできる仕事の一つと言えるでしょう。
自分の故郷でも、行ったことのない土地でも、新たな人生の幕開けにタクシーを運転して様々な場所へ行く冒険をしてみるのは、きっと楽しいことでしょう。