タクシー運転手がもらうチップについて解説
監修・著者 株式会社しごとウェブ佐藤哲津斗
タクシー運転手は正規料金からの報酬以外にチップをもらえるのでしょうか?チップをもらう機会が多ければ、それだけ収入が増えて楽になりますし、やる気も出てくるでしょう。そこで、タクシー運転手がもらうチップについてお伝えします。
料金は正規料金を支払えば問題ない
タクシーの料金は厳しい審査を受けた料金メーターによって計算されます。待ち時間や走行距離によって料金が増える仕組みになっていますので公平な料金です。タクシーを利用するお客さんは、その表示された料金だけを支払えばよいという明朗会計になっています。海外のほとんどの国ではメーターに表示された料金に10%程度のチップを加えて支払うのが一般的ですが、日本ではチップの支払いは一般的とは言えない状況です。
チップが支払われることはあるのか?
それでもタクシー運転手がチップを受け取ることはまったくないのでしょうか?実際にはチップを受け取ることはあります。チップを受け取るケースとしては、1万円や1,000円以下の端数について「おつりはとっておいて」と言われて受け取ることが多いといわれています。しかし、まれにチップとして別途受け取るケースもゼロではないようです。チップの分だけでもそれなりの稼ぎになったという景気のよい時代もありました。
チップに込められた意味とは?
おつりを取っておいてという形でチップをもらうのであれば、どんなタクシー運転手でも一定の割合でチップを受け取っていることになりますが、現実はそうではありません。やはり、サービスが悪いと感じた場合はチップを渡す気にはなりませんので、チップをもらう機会が多い運転手とそうでない運転手では差が付くようです。チップを支払うお客さんとしては、おつりを取っておいてという形で「サービス良かったよ」ということを伝えているのでしょう。タクシー運転手はサービス業の従事者です。お客さんを満足させるサービスの提供をすることがチップにもつながるということでしょう。
貴重な副収入であり仕事の成果でもある
チップをもらうことができれば、それは貴重な副収入となります。チップをもらう機会が増えることで実質的に売上がアップすることと同じ効果があります。また、チップはサービスに対してお客さんが満足してくれた証でもありますから、仕事のやりがいにもつながります。チップを期待するのはあまりいい心がけとはいえませんが、決して頻繁にある機会ではありませんから、もらったチップについては素直に喜べばよいでしょう。