東京で働くタクシー運転手ってこんな人!
監修・著者 株式会社しごとウェブ佐藤哲津斗
東京の、特に中心部の商業地やオフィス街の大通り、駅前などで流しのタクシーを沢山見かけます。交通量の多い都会の中ではお馴染みの光景ですが、東京で働くタクシー運転手とはどのような人なのでしょうか。東京でタクシー運転手をしてみたい方や興味のある方は、必見です。
東京では本当に高給?
東京のタクシー運転手はタクシーを利用する人も多いため、高収入を得やすいといわれています。その理由は、日中はビジネス利用が多く、夜は終電を逃した人の中距離から長距離のニーズがあり、24時間営業している商業施設も多いために1日中眠らない街であることが挙げられます。また、東京の人口の多さからも稼ぎやすいといえますが、最初から高収入を得るのは簡単なことではありません。道を知っている、利用者の多い時間帯や場所を熟知しているなど経験がものをいう業界であることを念頭においておきましょう。しっかり時間をかけて努力し、利用者へのサービスも含め、真摯に業務に取り組まなければ高収入は期待できない可能性もあります。
どんな人がタクシー運転手になれるの?
東京でタクシー運転手として仕事をするためには、東京エリアで営業している数あるタクシー会社の中のどこかの会社で採用されることが最初の一歩です。各タクシー会社は、それぞれ希望している採用したい人物像や経験などがあります。しかし、共通していえることは、タクシー運転手はサービス業であるということを理解しているかどうかということに重点をおいている傾向にあります。運転が好きだからという理由だけでは、少々応募動機が弱い可能性があります。タクシー利用者を安全に、できるだけ快適に目的地まで送りたいというホスピタリティー精神が必要だといえるでしょう。
やる気と努力する姿勢が大切
タクシー運転手は免許さえあれば、誰でもできると考えている人は、もう一度なぜ東京のタクシー運転手になりたいのかを考えてみましょう。東京の道はとても複雑で、カーナビがあるとはいえ、抜け道や近道を自ら覚える努力が必要だったり、タクシー利用者によっては要求がとても高かったりします。サービス業として、ときには相手が明らかに間違っていたとしても穏便に対応しなければなりません。人によっては、不本意なクレームなどに対して時には感情を抑えることが難しく、辛いと感じることもあるでしょう。少しでも迷いがあるときは、自分のやる気と継続できるかどうかも慎重に考えるべきです。
最低限のコミュニケーションやマナーは必須
東京でタクシー運転手として活躍したい人は、やる気と継続性、サービス業への理解があれば、ある程度、門戸は開かれているといえます。しかし、実際に業務を始めると様々なお客様にサービスすることになります。トラブルを防ぐために、社会人としての基本的なマナーができているかどうかを自分で確認しておくとよいでしょう。普段から人との約束は守れているか、相手の話をしっかり聞くことができるかなど、基本的なことができているかどうかが大切です。最低限のコミュニケーション能力があり、人に対して失礼と思われない人あたりの良さがあれば大丈夫でしょう。