眠らない街「六本木」のお客さんはどんな人が多いか
監修・著者 株式会社しごとウェブ佐藤哲津斗
オフィス街でありながら歓楽街の顔もあわせもつ不思議なエリア、それが六本木です。ここでは、そんな六本木でタクシードライバーをされるなら、どんなお客さんとの遭遇率が高いかをまとめてみました。個性豊かなお客さんが入れかわり立ちかわり乗ってくる、刺激的な職場になりそうですね。
元気いっぱい!飲み会やパーティーに参加する人たち
六本木にはパーティースペースやイベントルームが多いうえ、お酒が飲めるスポットも多いので、合コンや二次会の会場に選ばれることがしょっちゅうです。お酒を飲んだパーティー参加者たちは、自分で車を運転できないので移動にはしばしばタクシーを使います。ノリノリになっている彼らとの会話からは、若さと元気を注入してもらえそうですね。タクシードライバーにとってのカンフル剤になるのではないでしょうか。
ためになる話が聞ける?社長や重役の多さ!
六本木ヒルズで有名な六本木ですが、同時にオフィス街でもある六本木は、サラリーマンの乗車率が非常に高くなります。そして、タクシーで頻繁に移動できるほどうるおっている人たち、つまり、社長や重役もよく乗客になります。大企業からベンチャー企業のビルまでさまざまな会社が点在する街なので、乗ってくる社長のタイプも十人十色。昔気質の人もいれば、いまどきの若い社長さんもいます。彼らと束の間の会話が楽しめるのは、六本木でタクシーを走らせる楽しみの一つでしょう。
きらびやか!夜のお仕事をする人たち
六本木は日本有数の歓楽街であり、バーや居酒屋はもちろん、高級クラブもたくさんあるところです。夜になると、そんなお店で働く人達が出勤や退勤、あるいはお客さんとのアフターにタクシーを使うことがあります。お店では「夜の蝶」ともてはやされるホステスさんも、ハイテンションなホストさんも、タクシーの中ではオフモードでいることが多いようです。そんな彼女らや彼らの一面を目撃できるのも、タクシードライバーならではの醍醐味でしょう。
芸能人に会える街、六本木
ナイトスポット満載の六本木は、古くから芸能界の接待や遊びの場に使われてきました。移動にタクシーを使うことが多いのは売れっ子芸能人の慣習であり、六本木を走るタクシードライバーなら、有名人を乗せることもあるでしょう。もし、テレビで見たことがある人を乗せても、サインや写真などをお願いしないようにしましょう。あくまでもお客さんとして接して、貴重な思い出を胸の中にしまっておいてください。