タクシーなら東京都は「日勤」も稼げる

監修・著者 株式会社しごとウェブ佐藤哲津斗

タクシーは日勤も稼げます

タクシー業界に働くには夜勤のイメージがつきまとうのではないでしょうか。生活リズムが狂うし家族とも顔を合わせにくくなる夜勤を避けたい人もいるでしょう。しかし、東京都内であればモチベーション次第で日勤でも稼ぐことが可能なのです。では、どれほどの売上を上げられるのでしょうか。

働くメリットとは

タクシー運転手が日勤で働くメリットとしてまず、集中力の維持が挙げられます。夜勤であれば、どうしても集中力が途切れがちですが、朝から夕方まで働く日勤であれば気を引き締めて仕事に取り組みやすくなります。そして、タクシー運転手の生活サイクルに影響が少ないのも大きなメリットです。学生時代や前職、朝から夕方までのサイクルで活動していた人は夜勤のサイクルに馴染みにくいものです。日勤であればプライベートに支障なく仕事を行うことができます。

日勤のお客さんの種類とは

東京のように人口も観光客も多い都市であれば、日勤や夜勤に関係なく常に多くの乗客が計算できます。まず、朝の時間帯には通勤の会社員が乗客になります。昼以降も駅、病院などの指定の持ち場があれば安定した乗客を獲得することができるでしょう。また、見逃せないのが外国人の存在です。観光や出張のために東京にやって来る外国人は公共交通機関よりも楽なタクシーを使う傾向があります。東京オリンピックに向けてこうした外国人の乗客はますます増えていくでしょう。

東京都はお客さんに困らない

もしも地方のタクシー運転手であれば、暇な時期や時間帯が存在し、『日勤は稼げない』と考える人もいるでしょう。しかし、東京都内であれば常に一定の乗客を日勤でも獲得することができます。雨の日や夏の暑い日、冬の寒い日にはすぐタクシーを利用する人が多いのは都内の大きな特徴です。また、お年寄りは満員電車を避けようと考えるので通院や買い物にタクシーを使う傾向があります。タクシー運転手にとっては理想的な環境にあるのが都内なのです。

日勤でどれくらい稼げるか

日勤で働く場合、具体的にどれくらい稼げるかを売り上げから試算してみましょう。まず、朝8時から10時までの通勤ラッシュの間に1万円から2万円ほどの稼ぎが見込めます。おそらく、日勤でもっとも忙しいのはこの時間帯です。その後、乗客が多いルートを発見したり持ち場ができたりすれば夕方までの間、さらに1万から2万円稼げます。仮に1日3万5千円稼いだとして1ヶ月で84万円、運転手の手取りはその6割なので50万4千円が月の支給額となります。サラリーマンの給料と比べても好条件といえるでしょう。頑張って収入を上げたい人にとって、都内で日勤のタクシー運転手として働くのはおすすめです。