タクシー運転手の休暇や休日の仕組みを解説
監修・著者 株式会社しごとウェブ佐藤哲津斗
気になるタクシーの仕事のシステム
タクシー運転手への転職を考えている方にとって、休暇休日はどのようなシステムになっているのか気になるところです。タクシー会社によってその規定は異なり、タクシー運転手といえばこれくらい休日が取れるという明確な線引きはありません。勤務形態にはいくつかの種類があり、それによって休日の取り方が変わってきます。では、タクシー運転手の休日システムを勤務形態をもとに見ていきます。
比較的多い隔日勤務
タクシー業界にあるさまざまな勤務形態の中で、比較的多いと言われているのが隔日勤務です。隔日勤務とは、21時間以内の拘束時間で勤務した後、20時間以上の休暇が与えられるという規定のもとに行う勤務です。勤務している時間を出番、そしてその後に与えられる休暇を明け番と呼び、出番の次には必ず明け番がある形になります。
この明け番とは別に公休が設けられるため、場合によっては明け番の次の日が公休となり、2連休を実現させることもできます。そのため休日と考えたときには日数が多くなり、だいたい月17~20日の休みを取ることが可能となるのです。
日勤なら休日は週2日程度
日勤とは、一般的な会社での勤務と同様の形態と考えてよいでしょう。週5日連続で働いて1~2日の公休を取ることができます。多くの場合は平日に連続して出番があり、土曜と日曜に公休があるという形です。
規定では1日の拘束時間は基本的に13時間とされていますが、多くの場合は9時間程度となっており、朝出勤して夕方に勤務を終えるという勤務形態となっています。家族のいる女性運転手などはこの勤務形態が比較的働きやすいと言えるでしょう。
毎週土日が休みになるか、隔週で土曜は出番になるかなど、タクシー会社の規定により休日の日数が異なってきますから、勤務先の会社の規定がどのようになっているか確認しておく方がよいでしょう。
昼間に余裕ができやすい夜勤
夜勤は日勤の逆で、夜間に出番がある勤務形態を指します。拘束時間も日勤と同様でだいたい9時間程度となり、昼夜がそのまま逆転しているというイメージです。夕方か夜に出勤して翌日の明け方に勤務が終了するというパターンが一般的となります。
タクシーの稼ぎ時は夜の終電がなくなった時間帯と言われていますから、より稼ぎたい方は夜勤を選ぶことが多いようです。勤務日や休日に関しても日勤と同じく、5日連続で勤務して1~2日の休日があります。この場合の休日の日数もタクシー会社によって違いがあるため、確認が必要です。
休日については日勤と変わりませんが、朝から昼にかけて空き時間になるため、勤務明けに用事などを済ませやすくなります。体力に自信のある方におすすめの勤務形態です。
シフト制なら会社との相談
タクシー会社の中には、シフト制を導入しているところもあります。これは、勤務する曜日や時間が決まっているわけではなく、他の従業員とのバランスによって勤務が変動する形です。そのため、拘束時間も休日もその会社の規定によってまちまちとなります。
場合によっては日勤と夜勤が入り混じった勤務になることもありますし、休日は週1日になったり2日以上取ることができたりなど、会社との相談によってパターンは多種多様です。自分の空き時間を有効に生かせる形となるでしょう。
こうした勤務形態を取り、パートとしてタクシー運転手をしている方もいます。このように多様な働き方のできるタクシー運転手は、人それぞれの生活スタイルに合わせられる仕事です。休暇休日も自分に合ったところを選びましょう。
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