最終更新日:2023.06.19実際の仕事

外国人が乗ってきた時のタクシー運転手の対応方法

監修・著者 株式会社しごとウェブ佐藤哲津斗

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外国人が乗ってきた時のタクシー運転手の対応方法

外国人観光客が増加し、外国人が日本企業で働く機会も増えてきました。そのため、タクシー運転手としても外国人が乗ってきた時の対応はできるようにしておく必要があるでしょう。そこで、外国人が乗ってきたときの対応のポイントをお伝えします。

英語での対応ができれば有利

外国人が乗ってきた場合は、まずコミュニケーションをとる必要があります。目的地を確認したり、料金を伝えたりするためのコミュニケーション能力が求められます。最低でも英語でやりとりできなければ、乗客を逃してしまうことにもなりかねませんし、最低限の会話ができなければトラブルになってしまう可能性もあります。難しい英会話ができる必要はありませんが、簡単な英会話はできるように訓練しておくとよいでしょう。英語圏の外国人でなくても少なくとも英語は話せる可能性は高いです。

観光名所の情報提供が有効

外国人観光客を乗せる場合は、観光名所の案内ができるようにしておくことが理想です。いくつかの観光地を巡ろうと考えている外国人にとっては、目的地ごとにタクシーを探すのは面倒です。「この運転手は観光ガイドもやってくれる」と思えば、すべての観光地を巡っていくときに専属で乗ってもらえる可能性が出てきます。売上アップにもつながるでしょう。外国人向けの観光地情報を常に収集しておく努力が求められます。

基本的なルールとマナーを最初に伝える

外国人にとっては、日本は異国の地です。日本人にとっては当たり前のことが、外国人にとってはよくわからないことも多いはずです。また、マナーや料金体系については乗る前の段階で正しく理解してもらっておかないとトラブルに発展する可能性もあります。そのため、目的地への移動を始める前に、基本的なマナーや料金体系などについて説明し納得してもらってから走り始める必要があるでしょう。外国語での会話が難しい場合は、外国人向けの説明書を用意しておくのも有効は方法です。

チップはもらっておこう

日本のタクシーの場合は、一般的にはチップは不要です。しかし、海外のほとんどの地域では、メーターの料金とは別に10%程度のチップを支払うことが多いです。そのため、チップを支払おうとする外国人は多いでしょう。日本では不要だからと受け取らない方法もありますが、チップは気持ちです。外国人でもサービスが悪ければチップは支払いません。そのため、チップの支払いがあった場合は、満足してもらった証として気持ちよくもらっておけばよいでしょう。ただし、タクシー会社の規定などでチップ受取りに関するルールがある場合はそれに従う必要があります。
外国人観光客はタクシー業界にとって重要な顧客になりつつあります。適切な対応を行い、おもてなしをする気持ちを持って業務に臨みたいものですね。

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