タクシー運転手が東京で稼げる理由を解説します
監修・著者 株式会社しごとウェブ佐藤哲津斗
どうしたらタクシーで高収入に
タクシーを利用することはあっても、運転手がどれ位の給料なのかは、あまり意識していない人も多いのではないでしょうか。実は、運転手の給料は働く地域によって随分と差があるようです。東京のタクシー運転手は、年収を軽く500万円以上など中には800万円以上の人もいるなど高収入を得やすいといわれています。その高収入を稼げる理由について紹介します。
都心の街の昼間の姿
東京は23区に分かれており、そのうちオフィスや商業地などが密集している港区、中央区、千代田区、新宿区、品川区などに代表される都心エリアに通勤する人は、ほぼ毎日電車を利用しています。これらの人たちは、昼間は営業活動などの移動手段として電車、バス、タクシーのいずれかを利用するしか手段がありません。バス便は数がそれほど多くないため、電車、タクシーのどちらかを利用します。人数が複数いる時や、急いでいる時などは、電車よりも楽で、時間的に効率が良いタクシーを利用する人が大変多いのです。そのため、東京、特に都心でのタクシーの運転手は途切れなく稼げる可能性が高いのです。
都心の街は眠らない
オフィス街と商業地が密集している都心部は、夜になってもどこかの飲食店がほぼ24時間営業していますので、眠らない街なのです。都心で仕事をしている人も午前9時から午後5時という勤務時間であるとは限りません。会社でも夜仕事をしている人も多いのです。夜勤の人もいます。昼間はビジネス利用のお客様で稼げるタクシーも、夜は夜で別のニーズが発生するのです。例えば、仕事が終わった後に懇親会などで移動する時にはタクシー、お酒を飲んだ後もタクシーを利用というようなことが都心では普通の日常なのです。
ですから、東京都は稼げるともいえます。夜の状況は地方とは全く違います。
稼げるのは都心だけではない
東京都とはいっても、限られた都心部だけが稼げるのかといえば、全くそうではありません。都内で仕事をしている人は通勤では電車を利用していることが殆どなのですが、電車は24時間運行をしていません。残業や飲み会などで電車の時間を逃してしまう人はとても多いのです。家に帰るためにはタクシーを利用するしか手段がない人も沢山います。都心のホテルに宿泊するよりも、夜間割り増し料金を加味してもタクシーを利用した方が安く帰れる人は迷わずタクシーに乗車します。東京近郊に住んでいる人にはタクシーは重要な存在なのです。このような中・長距離利用客で稼げます。
東京は流しで稼げる
東京の街を歩いていると、道路を走るタクシーの多さに気づく人も多いかもしれません。地方でのタクシー利用方法は、基本的にマイカーを所有する人が多いですし、マイカー通勤も普通です。地元の利用客はそれほど多くないでしょう。さらに、人口から考えても、道路を普通に流していてもお客さんは見つけにくいのではないでしょうか。そのため、地方都市は出張などのビジネス客、観光地では観光客を待って駅で待機しているタクシーの営業が普通の光景です。東京の場合には、流し営業が多くみられますが、流しのタクシーを利用者する人が多いので自分が頑張れば頑張った分だけ稼げるのです。