タクシー運転手の仕事って体力勝負って本当なのか
監修・著者 株式会社しごとウェブ佐藤哲津斗
体力勝負といわれることの多いタクシー運転手の仕事は、実際どれくらい体力が必要なのでしょうか。日勤や夜勤の違いも比較しながらまとめてみました。タクシー運転手を目指す上で体力が心配な人は参考にしてください。
タクシー運転手の勤務体系は
タクシー運転手の勤務体系は日中だけ勤務する『日勤』に夜間勤務の『夜勤』、そして『隔日勤務』の3パターンです。この中で一般的に多いものが『隔日勤務』になります。『隔日勤務』とは1日通して勤務したらその翌日は休日になるというもので、主なタクシー会社では取られているものです。朝から勤務して終了時間は深夜3時前後というのが平均的なようですが、この時間帯が苦手な人や体力に自信がない人は厳しいと感じるかもしれません。
長距離なども考えると万全な体調は必須か
利用客にはさまざまな人がいます。数分程度の近距離の人もいれば、地域をまたぐような長距離で利用する人もいます。長距離の客を乗せる場合には運転時間が長くなるので、体調が万全である方が安全運転をするうえでは重要といえるでしょう。体力に自信のない人は、長時間の運転で疲労感が人より多いと帰りの運転に支障が出ることも考えられます。ただし、タクシー運転手の場合は客を乗せていない合間を利用して自分のペースで休憩を取りやすいというメリットもあります。
自分に合わせて勤務時間を選ぶには
『隔日勤務』を基本としているタクシー会社は多いようですが、活躍している運転手全員がそうというわけではありません。『日勤』のみという運転手もいます。年金受給者といった年齢的なものや女性ドライバーなどが多いようですが、事情を考慮して好きな勤務時間を選ぶことは可能です。ただし、『隔日勤務』と比較すれば多少給料に差が出る部分もあるようですが、タクシー会社によって待遇や勤務体系も異なるので、応募の際に確認してみましょう。
どんな仕事でも健康管理は重要
深夜まで勤務することを考えれば、タクシー運転手は体力勝負といえる部分は大きいかもしれません。しかし、働くということはどんな仕事でも体調を管理することは必須です。体力や健康に関して考えると、タクシー業界に限っていえることではありません。『隔日勤務』で深夜まで通して働く自信がない人は『日勤』が選択できるタクシー会社に入社すれば解決します。体力に自信のない人は、自分に合った勤務時間が選べるタクシー会社にして安心して働きましょう。