東京でタクシー乗るお客様ってどういう人が多いの?
監修・著者 株式会社しごとウェブ佐藤哲津斗
東京の街は24時間眠ることはありません。そのため、1日の間でめまぐるしくタクシーの利用者の顔が変わっていきます。昼間に仕事をしている人、夜に仕事をしている人、日中に観光や買い物をする人、夜にパーティーや飲み会に参加している人、それぞれがタクシー利用者となり得るのです。
ビジネス街では圧倒的にサラリーマンやOL
東京といえば、高層ビルが立ち並ぶビジネス街が至るところにあります。早朝から夜遅くまで、ビジネス街では頻繁にタクシーが利用されています。利用する人は主に東京で仕事をしていたり、出張で東京に来たりしている会社員の人達です。顧客先への営業に向かうときに複数人数で利用したり、出張のため空港に向かう会社員が荷物を持ってタクシーを呼んだりしています。都心近くに自宅がある人は通勤時にタクシーを利用することもあります。夜には遅くまで残業をしていた会社員も、帰りの電車の時間を逃してしまったために帰宅するときにタクシーを利用しています。
買い物客が多い商業地では年配の方や、家族連れ
有名ブランドや大手百貨店が立ち並ぶ商業地、電気専門店が立ち並ぶ街、最新のファッション関連のお店が集中している場所、これらのエリアは平日から週末まで買い物客で賑わっています。優雅に買い物を楽しむ年配の方々にとって、電車での移動は大変です。階段やエスカレーター、乗り換えなど買い物の荷物を持って移動するよりは、タクシーを選択する人が多いのです。また、小さな子どもがいる家族連れの人達も、電車やバスなどの公共交通機関を利用すると子どもの泣き声が他の乗客に迷惑をかける、ベビーカーが邪魔になるなどの理由からタクシーを利用することもあります。
観光名所がいっぱい、地方や海外からの観光客
東京都内は観光名所がたくさんあり、地方や海外からの観光客でいっぱいです。見所も多いのですが、観光地巡りをするには移動が必須です。東京の地下鉄網やバスは運転本数も多く、料金もそれほど高くないですし、移動手段としては大変便利なはずです。しかし、土地勘がない人、日本語がわからない人にとっては電車の路線も複雑に交差していて、よく分からないし、土地勘がないため移動するのも一苦労ということがあります。道に迷ってしまうよりは、タクシーで快適にホテルや目的地に移動することを好む場合があり、タクシーを利用することが多いです。
夜も賑やかな繁華街では店のお客と勤める人
東京は夜になると繁華街が活気づきます。接待やパーティー、仕事帰りに会社の同僚とちょっと一杯、大勢の友達で飲み会というような人で溢れかえっています。大切な接待などでは多くの社長さんやお金持ちらしい人たちが、移動や帰りの際にタクシーを利用することがあります。このような繁華街でお酒を飲まない人はかえって少ないので、学生、社会人問わず終電を逃してしまったときにはタクシーを利用するでしょう。さらに、これらのお店で働いているスタッフは夜から勤務が始まります。高級なクラブのホステスの人は、自宅から美容室、美容室から出勤するとき、帰宅するときもタクシーに乗ることがとても多いです。