この時間を狙え!お客さんを捕まえやすい時間帯とは?
監修・著者 株式会社しごとウェブ佐藤哲津斗
タクシーの営業に当たっては、なかなか稼げないという声もあれば、思った以上に稼いでいるという方もおられます。その差はなぜ生じるのかというと、効率のいい稼ぎ方をしているか否かという点なのです。特に、お客さんを捕まえやすい時間帯を把握するなどを心がけることで、稼ぎはかなり変わってきます。その時間帯とはどのあたりなのでしょうか。
終電を過ぎた深夜が狙い目
お客さんをより獲得しやすい時間帯として挙げられるのは、やはり深夜です。しかもただの深夜ではなく、終電が終わってしまった後の深夜の時間帯がおすすめなのです。終電を逃してしまった方はタクシーだけしか帰宅する手段がなくなってしまいますから、利用客を獲得できる確率が高くなるわけです。
しかし、深夜であればどこでもお客さんが捕まるわけではありません。より効率よくお客さんを捕まえられる場所も把握しておく必要があるでしょう。特に、深夜残業が多い会社の近く、もしくは居酒屋などが多い繁華街周辺などが狙い目でしょう。また、電車を利用するはずだった方は自宅までが比較的遠距離であることも考えられますから、その点においても有利です。
お客さんが多い時間を割り出す
タクシーにおいては、ワンメーターの近距離のお客さんももちろんありがたいですが、できれば長距離の利用客を乗せた方が稼ぎにつながるはずです。そして、駅につけて待機していても必ずしもそうしたお客さんが捕まるとは限りません。そこで、できるだけ長距離のお客さんを捕まえられる場所と時間帯を把握しておくことも大切です。
例えば、空港で飛行機が到着する時間帯は、空港からどこかに出かける、または帰宅する方が多くなります。そこで、飛行機が到着する時間帯に空港で待機し、出てきたお客さんを捕まえるのです。空港からの利用客は長距離利用が見込めることが多いですから、一石二鳥です。
イベントが開催される場所と時間帯
大きな劇場やスタジアムなど、時期によっては大規模なイベントが開催されることもあります。その開演や終演の時間帯を狙って、その会場周辺を周回するというのも方法の1つです。特に終演後は疲れてそのままタクシーを使いたいと思う方が多いと考えられますから、その時間帯をリサーチして狙えば集客率が上がるわけです。
また、そのイベントの内容なども把握し、よりタクシーにお金を使ってもらえそうな客層が集まるものを狙うという手もあります。特に年配の方が集まるイベントに絞ると効果的でしょう。そのためには、常に情報のアンテナを立ててイベントの動向を把握する努力も大切です。
ホテルのチェックアウト時間帯を狙う
旅行やビジネスなどでホテルを利用している方は、チェックアウトしてからタクシーで目的地に向かう確率が高くなります。そのため、チェックアウトの時間帯を狙うという方法もあります。駅や空港から近いホテルではあまり集客が見込めませんが、そうしたターミナルから少し離れた場所にあるホテルなら需要も高まるでしょう。
場合によっては、観光地に出かけるという方もおられるでしょうから、周辺の観光スポットについて熟知していれば、そのまま観光案内としてタクシーを使ってもらえるということもありそうです。また、観光客を狙うのであれば、繁忙期にターゲットを絞るのもコツです。