東京にある優良なタクシー乗り場について解説
監修・著者 株式会社しごとウェブ佐藤哲津斗
優良タクシー乗り場は皆が安心して利用できる乗り場です。東京近郊では、15か所ほどあります。そもそも優良乗り場とはどのようなもので、どこにあるのでしょうか?
優良乗り場について調べてみました。
そもそも優良タクシー乗り場とは?
優良タクシー乗り場とはどういう場所なのでしょうか。それは、安全とサービスの両面において一定の評価を受けた運転者・事業者が利用できる乗り場のことなのです。具体的には、公益財団法人東京タクシーセンターから優良運転者表彰を受けた運転者や、法人事業者のサービスに関する評価の優良事業者に所属する運転者で優良表示を掲出した車両、三ツ星の個人タクシーなどになります。優良表示の種類としては、優良運転者章や優良車両マーク、マスターマーク、WELCOME ABOARDステッカーなどがあります。
優良乗り場を利用できる資格を得るには
まず、優良運転者表彰を受けるのが一つの方法です。条件は過去5年間無事故・無違反であることです。普通自動車免許のいわゆるゴールド免許の条件になります。表彰されるには、市区町村などで表彰制度があるため、住んでいる地域の交通安全協会に問い合わせると良いでしょう。
また、優良事業者として認定された会社に就職する方法もあります。公益財団法人東京タクシーセンターの評価を受け、認定されたタクシー会社がその資格を持っています。評価は”接客・サービス“、”安全・運行管理“、”経営姿勢“などについて点数がつけられます。
優良乗り場を利用するメリット
優良タクシー乗り場は、利用するタクシー運転手にとっても、利用者にとっても双方にメリットがあります。お客にとっては、優良タクシーしか来ないため、トラブルに巻き込まれることがなく、気持ちよくタクシーを利用できるのです。ドライバーにとっても、一般のタクシー乗り場に行くよりも、ライバルとなる他のタクシーが少ない分、早くお客を乗せることができ、効率よくお金を稼げるのです。
どんなところにある?
優良タクシー乗り場は、山手線の駅周辺に多く存在しています。東京駅には北口と南口に1ヵ所ずつ、新宿駅にはJR口と京王口に1ヵ所ずつあります。ほかにも、新橋駅、上野駅、池袋駅西口、渋谷駅、品川駅、秋葉原駅などにあります。山手線沿線以外では、銀座のGINZA9前、ニュートーキョー前、銀座西6丁目の3ヵ所と、青山には青山OMスクエア前、羽田空港には羽田空港前乗り場があります。ただし、公益財団法人東京タクシーセンターの指導としては、優良タクシー乗り場の極端な混雑時に限り、特例的に一般タクシーの入構を認めています。
優良乗り場を利用できる会社がおすすめ
タクシー運転手として働くうえで、効率よく稼ぐためにも、優良タクシー乗り場が利用できることはとてもメリットのあることです。優良運転者表彰を受けるか、優良事業者として認定を受けた会社に就職するのがおすすめです。優良運転者の仲間入りを最もしやすいのは、優良事業者として認定を受けた会社に就職することです。