60代からタクシー会社に再就職できるのか解説
監修・著者 株式会社しごとウェブ佐藤哲津斗
まだまだ働けるタクシー会社
まだまだ働ける60代からタクシー会社に再就職できるのか。解説しています。
長年のサラリーマン生活を定年にて終え、第2の人生としてタクシー運転手を考えている人もいるかもしれませんね。60代で採用してもらうにはどんなことを心がけておけばよいのか。そんなテーマで調べてみました。
二種免許を持っているか
60歳を超えて60代からタクシードライバーとしての再出発には、二種免許を持っているかどうかがポイントになるようです。多くのタクシー会社の求人では、二種免許取得に関して補助を行ってくれると書いてありますが、これは若手のドライバー育成のための制度で高齢の人には適用されないことが多いのです。そのため、二種免許を保有していないと入社さえできないことになりかねません。二種免許を取るには、普通免許を取得してから3年以上の運転経験があることが条件で、教習所に通うと20万円から30万円程度かかります。
年金をもらいながらの勤務
定年後となると年金をもらえる年齢となりますが、タクシー運転手は年金をもらいながら働くことができます。その際は、18時間勤務の“隔日勤務”では、一般的に月に最大13乗務まで可能ですが、最大8乗務にまで制限が行われることは覚えておいた方がよさそうです。また、タクシー運転手としての収入が大きくなってしまうと、年金がもらえなくなってしまうこともあります。基本的には月収が28万円を超えると年金支給が止まります。タクシー運転手による収入のみで生活するのか?年金にも頼るのか?よく考えることが必要なようです。
体の負担にならない勤務形態
タクシー運転手の勤務形態としては、3種類あります。日中に働く“昼日勤”、夜に働く“夜日勤”、日中から夜にかけて乗車し、その間3時間の休憩が許されている“隔日勤務”です。多くのタクシー運転手は、最も効率よく稼げる“隔日勤務”を選択しています。出勤の翌日は休日となるため、ゆっくりと体を休めることもできます。しかし、連続18時間もの時間を拘束されてしまうのはつらい人もいるかもしれません。そんな人には、“夜日勤”にて17時から深夜2時まで働くのもおすすめです。夜間22時以降は深夜割増料金となるので売り上げを上げやすいのです。
道を知らなくても大丈夫
タクシー運転手となると、さすがに道路に詳しくないと務まらないと考える人もいるかもしれませんね。多くのタクシー会社では、地理に関する研修制度が充実しています。会社に入ってから勉強することができるのです。しかし、60歳をこえて新しいことを覚えるのは、つらいと考える人もいるかもしれません。そんな時に役立つのが、車に搭載されたナビゲーションシステムです。最近では地方出身者の運転手の採用も多くなったことから、ナビゲーションシステムを車に搭載しているタクシー会社も増加傾向にあります。ナビゲーションシステム付の車を用意しているタクシー会社を探してみてはいかがでしょうか。
あくまでもマイペースで
タクシー運転手に限らず、60歳をこえて働くというのは体力的にも、つらいことです。タクシー運転手の月収のほとんどは歩合制です。年金受給額との兼ね合いもあるので、体の負担にならない程度で、あくまでも副収入を得る気持ちで、マイペースに働くことを考えてみてはいかがでしょうか。60代からタクシー会社に再就職を真剣にお考えいただければと思います。
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