最終更新日:2023.06.18実際の仕事

タクシーの転職は50代の方にとても人気

監修・著者 株式会社しごとウェブ佐藤哲津斗

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年齢とともに転職は不利になる

50代の転職にはさまざまなリスクが伴います。
日本の企業は年齢を採用の基準にしているところが多いため、特別なスキルが無いと50歳以上は転職に非常に不利になります。

できれば転職せずに定年を迎えたいと思っている人も多いでしょうが、役職定年などで収入が大幅に下がることに不安を感じている人、リストラなどが不安視されている人にとっては、ご自身の生活を守るためにも、家族を養っていくためにも、最低限の譲れない条件は把握しておくようにしましょう。

50代からでも採用してもらえる仕事

タクシー業界は、基本的に60歳過ぎでも未経験であっても採用してもらえるため、ほぼ年齢は関係なくはじめられる仕事といっていいでしょう。ただし、大手のタクシー会社などでは、やはり50代までには来てほしい企業もあるので、その点については、優位となっている様です。

平均寿命が延びていることを考えれば50代はまだまだ一花咲かせるチャンスが大いにある業界です。年を重ねてから、企業戦士を卒業して、より人間らしさを求めて始める職業と言えます。
中高年になると、多くの企業の面接を受けてもどこにも採用してもらえないといったことも多いため、とても辛い思いをされる方が多いようです。
しかし、タクシー会社なら歓迎してもらえて温かく迎え入れてもらえるのです。

就職先を探すのに、時間と労力をかけ続けてずっと決まらないといったことを防ぐためにも、歓迎してくれるタクシー会社で働くのは悪くない選択ではないでしょうか。

人間関係も良く働きやすい環境

タクシー運転手として働いている人は、40代から60代がもっとも多く、未経験からはじめて人がほとんどです。

これからはじめる場合であっても、同じような境遇の人が多いためすぐになじめるでしょう。
同じ趣味の人が集まるクラブ活動も盛んにおこなわれているため、どこで仲良くなることも多いでしょう。

一般的な企業のように上下関係がなく、運転手同志は分け隔てなく付き合える仲間ばかりなので、良好な人間関係となっています。

これまでに上司に理不尽な指示をされたりや無理な時間外労働を強制されたりといったことで、職場の人間関係に疲れてしまっている方も多いようです。

タクシー会社であれば、そのような憂き目にあう心配がありません。

職場の人間関係のストレスは、働き続けるのに大きな弊害になります。気楽に働き続けることのできるタクシー会社を考えてみるのも良いのではないでしょうか。

年功序列が関係のない給与体系

一般的に日本企業の給与体系は、年功序列であるため、長く働けば給料が上がる仕組みになっています。

そこで、中途入社の場合には不利になるため、前職の時と比べると年収が下がることがほとんどです。

しかし、タクシー会社には年功序列での昇給や昇格といった仕組みがないため、いつの時点で入っても不利になるということがありません。

タクシー会社の給与体系は、歩合給の比重が大きいので、年齢や経験は関係なく、成果さえ上げてしまえば売り上げに応じた歩合給が支給されるのです。

そして、そこにはこれまでの年功序列での昇給といった類の加算などはありません。
頑張り次第では1年目からでも400万円~550万円稼げることもありますし、
東京都では、定時制を含めても年収の平均で440万円程なのですが、600万円程の人が最も多く、中には800万円を超える人もいるので前職の年収を大きく上回る人もいるほどなのです。

日本の社会は一度、会社を辞めるとその後大きく収入が下がり、家のローンやお子様の学費などが支払えず、これまでの生活を維持できなくなる人が多いのですが、

無理なくタクシー運転手の仕事でそれなりの高収入を稼いでいる人が多いというのも現実です。

タクシー運転手の勤務時間

50代で転職して、あまり長時間労働やきつい肉体労働を強いられるのは、正直、非現実的で長く続けるものではありません。無理なく勤務を続けられることが、条件になっていくでしょう。

タクシー運転手の働き方は、大きく分けて「昼日勤」「夜日勤」「隔日勤務」という3つの働き方があります。昼日勤と夜日勤の1勤務の労働時間は、一般企業同様の8時間程度です。勤務の頻度も同じく、労働日数は22日から24日といったところです。
隔日勤務の場合は、1勤務当たりの乗車時間が休憩3時間を含む19時間と長いため自分のペースをつかむまでは厳しいと感じるかと思いますが、勤務時間が長いので翌日は必ず休日になります。月々の勤務日数は11~13回程度です。それ以外の月18~19日程度はすべて休日となります。隔日勤務に慣れると、こんなに良い働き方はないと言うタクシー運転手が多くいます。

勤務後の1日から2日弱が休日であり、月々にすると17日から18日は休日ということになり、想像以上に休みが多いです。公休は2日連続になる事もあるので、明番も合わせれば3連休となります。したがって、体をじっくりと休ませることもできます。
体調だけ整えてしまえば、慣れてからは、自分の趣味や家族サービス、ペットとの時間など、自分の時間を持てる、家族と一緒にいる時間が多い、趣味の時間が多く持てるなどのメリットがあります。

60歳を過ぎても続けられる

人間関係のストレスから解放されて、お金を稼げて、休みも多く取れる。自分の自由な時間が多く持てるのがタクシー運転手ならではのメリットです。人によっては、タクシー運転手に転職して年収が上がったと言う方も多くいらっしゃいます。

日本では多くの企業が60歳で定年する仕組みとなっていました。昨今では65歳までの雇用が義務付けられているようですが、60歳で一旦は退職し年収を半分程度にして嘱託として再雇用するといった仕組みにしているようです。

このように60歳以降は働き続けることができたとしても、これまでの役割を変えられて、大きく収入が下がるのが一般的なようです。
人間関係に対するストレスが少なく、お金を稼げて、休みも多く取れる。自由度が高いタクシー運転手ならではのメリットです。人によっては、タクシー運転手に転職して年収が上がったと言う方もいらっしゃいます。

それが、タクシー運転手の場合には、60歳を過ぎたからといって何も変わることはありません。
フルに稼働し続けることができます。収入ももちろん、売り上げに応じた歩合給ですので60歳を過ぎたということで下がるということはありません。

ただ、会社によっては70歳で稼働日数が月間で10日程度の勤務体系「定時制」に移行となります。

年金をもらいながら、足りない分の足しになるということで、フルではないもののそれなりに稼げるといった勤務になるでしょう。

転職の際にはタクシー業界のことをよく知っている【タクQ】に相談してみることをおすすめします。
ぜひ、間違いのない転職をしてタクシードライバーとして頑張ってください。
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